ChromebookにLinuxを導入したときの覚え書き


書き込み保護用のねじを取り外さないまま、firmwareを更新する。これでUSBからOSをブートできるようになる。
上記の記事を参考にして外付けUSBにLinuxをインストールする。最初はchrxを使って内蔵メモリにインストールしようと思っていたのだが、ダウンロードが遅く時間がかかるため、ISOファイルを落としてBootable USBを焼いた方が手っ取り早い。

インストールが成功してもOSが立ち上がらない不具合が起きる。運良く立ち上がることもあるが不確実で、GRUB rescueを使って手動で起動時の設定をしなければならなかった。
問題がファームウェアなのか、書き込み禁止に起因するのか、内部をこじ開けて書き込み保護ネジを外さなければならないのかがわからない状態だったので、エラーメッセージを検索する泥臭い方法で対処する。

crossystemのフラグをONにする。バッテリーが切れるとDual bootに関するフラグがオフになるらしいので念のために再設定する。

GRUB Bootloaderは立ち上がるのだが、どこに起動ファイルがあるのかわからなくなっているっぽい。そこで手動で起動ファイルの場所を指定する。

grub rescue >ls
lsコマンドを使い、どのパーティションに起動ファイルがあるのかを特定する。(hd0,gpt7)/boot/grub/i386-pc/normal.modというファイルが入っている場所を探し、Bootloaderが見つけられるようにする。
今までは何らかの原因で起動時にこのファイルが見つけられず、延々とエラーを吐き出していた(っぽい)。

grub rescue >set prefix=(hd0,gpt7)/boot/grub
grub rescue >normal
起動ファイルの格納場所を指定してGRUBを立ち上げる。これでようやく起動できるようになった。

sudo update-grub
OSが立ち上がったらGRUB情報を更新する。
ここでついうっかりgrub-installでBootloaderの場所を変えたりすると、Bootloaderが完全に迷子になって泣くことになる。
てっきり「normal.modがある場所を指定するのだな」と勘違いしていたし、深夜テンションで深く考えずに上記サイトをコピペして起動不能コースからの再インストールになった。
後にWindows10を更新したときに、LinuxをDualbootしていたディスクのパーティション乱して起動できなくなるという不具合に遭遇したが、GRUB情報を更新する知識があったので事なきを得た。

USBメモリにインストールしたOSは、二分の一ぐらいの確率で起動するようになったのだが動作が全く安定しない。音は出ないし、サスペンドが正常に機能しないので実用に耐えない。GalliumOSは最適化されて安定しているものの、デスクトップアニメーションの負荷が高く低スペックのChromebookで使うときに少し重い。

###Bodhi Linux

どうも動作が安定しないので素のChromebookとして使っていたが、Bodhi Linuxを入れたらなぜか安定した。起動とサスペンド周りの動作が安定して動作も軽い。復帰したときにタッチパッドが動かなくなるという問題が新たに生まれるが、マウスを使えば問題ない。