キーボード配列について
この項目では、効率的に文字を入力するためのキー配列についての感想を述べる。
結論から言うと親指シフトかColemak配列が個人的なおすすめだ。
フリック入力
人類の生産性を下げる悪魔の入力方法。十本指のうち一本の指だけで文字を入力するという低劣な文字入力環境を押しつけることで、インターネットの言語環境を根本から破壊した。人間の言語活動はフリック入力に最適化され、短文でしか思考できなくなり、マルチタスクで集中力を奪われ、長文読解力を失い、学力が下がり、(中略)、最終的に日本は滅びる。
人間は十本の指を使ってタイピングをしなければならないが、キーボード配列にも様々な罠がある。一度身体に染みついたタイピング技術を取り除くのは、新しい方法を習得するよりも難しい。自分がどのキー配列を選ぶのかは、しっかりと考えた方がいい。
おれの時代には不可能だった。タイピングソフトもゲームもQwerty配列一色で、他の選択肢など与えられていなかった。おれが他の方法を探し始めたのも、指を腱鞘炎で壊してからだ。おまえたちは俺の二の轍を踏む必要は無い。
Qwerty配列
事実上のデファクトスタンダードだが、タイピング時の指の動きが激しいという呪われたキー配列。これで腱鞘炎になった。わざわざこの配列を使うぐらいなら別の方法を覚えた方がいい。唯一の長所は対応しているシステムが多いことだけだ。
Dvorak配列
英文入力に特化したキー配列。指の動きが少なくて済むらしい。
Colemak配列
上記と同じようなコンセプトだが、QWERTY配列と似通った配列にしているため乗り換えやすいとも言われる。少し練習したところでは、指の動きが少なくて済むようだ。これでタイピングしたいが、身体にQWERTY配列が染みついているので難しい。
対応しているシステムも多く、バランスが優れている。これから覚えるなら絶対にこの配列にする。
親指シフト配列
日本語を入力するためのもっとも効率的なキー配列。ATOKと組み合わせることで快適な日本語タイピングができる。日本人が日本人のために生み出した、日本人のための入力方法である。
問題はユーザーの少なさによる将来性の無さだ。いつまで親指シフトに適したキーボードが市場に供給されるのか? 本当に死ぬまでこの方法でタイピングできるのか? という不安を抱えながら生きることになる。
キーボードレイアウトの問題で、海外製のノートパソコンやスペースバーの広いキーボードが使えなくなってしまうという呪いにもかかる。スペースバーの左右に変換・無変換キーがあるキーボードでないといけない。
ただこれは私の妄想なのだが、親指シフトがメジャーな入力方法になってしまったら、既存の親指シフトユーザーはその優越性を失ってしまう。非効率的な入力方法にしがみついている大多数の日本人を内心では見下し、親指シフトという特権を守り続けようとしているのでは?という陰謀論を主張したくなるぐらいに、この入力方法は普及していない。
自分も覚えたのは指を腱鞘炎で痛めてからだ。
個人的には国策で親指シフトを標準の日本語入力方法にして、国税で親指シフトキーボードを作り、Justsystemを国営企業にするぐらいの気概がないといけないのではないのかと思っている。