がっこうのせんせえプレイ日記。


 最近はソーシャルブラウザゲー『がっこうのせんせえ』をプレイしていますね。
 一クラス分の女子小学生を集めて育てるだけのゲームで、募金という名の課金で学校の設備を建て増していく仕組みだ。当初、プール建設(+1000円 運動の授業を選択した時にステータスの上昇率アップ)でスク水グラフィックが解禁されるとまことしやかに囁かれていたのだが、ただの希望的観測だった。しかし一部のユーザーが問い合わせフォームに「スク水だ! スク水をよこせ!」と延々と投稿したことから、ようやく一部のメインキャラに水着差分が実装されたという経緯を持つ。

『がっこうのせんせえ』で最も好きなのは、「先生あのね」機能だ。
 グラフィックが一枚(と一部キャラの水着差分)しか無いのだが、一定の条件を満たすと登場人物が日記を書いて提出してくる。
 家庭環境が悪く、荒れた性格の女子小学生がいて、いつもいっつも「ばーか! ばーか! ぶ・た・の・け・つ!」という暴言しか吐かないし、不登校気味で学校そのものにこない。しかし、個人授業で地道にステータスを上げていったり、教師スキル「学習障害に対する理解」を習得することで、不良女子小学生を強化できるのだ。
 学力ステータスを一定値まで伸ばすと、不良女子小学生の「先生あのね」がアンロックされる。俺の知らないところで、保健室登校の女の子と友達になって、マンガの貸し借りとかしてた。
「俺好みの女子小学生を集めて、美少女ハーレムを作る!」というような広告に引かれてやってきたユーザーは、金八ばりの熱血展開に思わず涙腺をゆるませる。
 基本的に教師スキルを獲得して生徒の問題を解決していき、「先生あのね」をアンロックしていくだけなのだ。それを繰り返している間に、友達の少なかったキャラの日記に、「友達と遊んだよ」とか「一緒に買い物に行ったよ」「今度はみんなでお泊まり会をするんだ!」といった記述が増えていく。
 攻略wikiとか見ていると、いかにキャラクターの学力ステータスを上げて、テストの点数を上げてランキングに食い込むかを解説している場合が多いのだが、個人的には「先生あのね」をアンロックするプレイに集中した方が楽しい。
 ギチギチにスケジュールを組むよりも、午後三時以降は自由に遊ばせる。
 課金して高学力キャラを入学させれば解決するかといえば、そうでもない。非常に成績の良い生徒は、「私に構わないでもらえますか? これ以上、首を突っ込むようなら、防犯ブザーを鳴らして、襲われたと言いふらします。それでも良いんですか?」とか脅してくる。
 待望の金髪海外留学生枠は、日本語が喋れないので孤立してメンタルを病んでいく。
「課金すれば問題児が転校してくるぞ! 初心者は三ヶ月ぐらい黙って無課金でいろ!」と推奨され、運営もtwitterで「初期はガチャ課金よりも、設備投資の方が良いでしょう」と発言する。運営のアカウント名は「がっこうのせんせえ・職員室」だ。
「ロリっ娘がいっぱい!」という触れ込みで企画を通しておきながら、子どもの貧困、性的虐待、学習障害、スクールカーストといった問題を惜しみなくブチ込んでくる。
 ひとつ問題があるとすれば、不良女子小学生の愛称がいつの間にか「豚アナルちゃん」になっている点だった。pixivのタグにも豚アナルであり、略してアナちゃんと呼ばれています。女の子にそれは酷いとせんせえは思いました。
 今日はこの件で学級会議を開きます。