・政治BL漫画家・ソドム館山クロニクル


・この政治BL漫画家が酷い!2019! ソドム館山編

ソドム館山先生の新作BL同人誌『従軍慰安天皇3 マッカッサー陵辱編』を購入した。
第二次世界大戦では天皇制が諸悪の根源として語られることが多い。皇国史観に基づいた侵略戦争によって、日本国民だけでは無く東南アジア全体に災禍を広げだ。しかし、天皇制に翻弄されていたのは昭和天皇自身だったのではないのか?……というソドム館山先生の歴史観から紡ぎ出される渾身の一作。それが従軍慰安天皇シリーズだ。
私の心の中にはソドム館山先生というBL漫画家がいて、トランプ×安倍晋三だったり、プロレタリア×ブルジョア、天皇総受けの18禁ボーイズラブを鋭意執筆してしまうのでちょっと困ったことになっている。天皇もエンゲルス×マルクスも、政治に関わるものならあらゆるものを同性交尾させてしまうソドム館山先生である。政治的正しさも社会正義の欠片もない、ただただ政治家同士を混じり合わせたい!という歪んだ情念のみに支配されているのがぼくたちのソドム館山先生だ。
表現の自由が人を傷つけるのは知っているが、それでも政治BL漫画を描いてしまう。これまでに何度も筆を絶とうとしてきたソドム館山先生だが、気がついたら32ページ分の原稿ができあがっているのである。
ソドム館山先生が戦っているのは、日本の男色文化を闇に葬り去ろうとしている歴史修正主義者だ。女性は国家のために子供を産まなければならないというのは、富国強兵によって国力を増大させる必要性があったからだ。とうぜんのことながら生殖に関係の無い男色文化は明治政府によって抑圧された。
性に開放的だった日本文化と男色の歴史を再評価することで、現代のいびつなジェンダーバイアスに風穴を開ける。……という目的があったのかどうかは知らないが、ソドム館山先生は日本男色国紀を執筆して日本社会に挑戦状を叩き付けた。一部ではボーイズラブ火の鳥と呼ばれている日本男色国紀だが、百田尚樹を筆頭とする保守論壇と血みどろの殴り合いを繰り広げることは目に見えていた。
なんでこんなひどい文章をなかば自動筆記の勢いで、あたいは書き殴っているんだろうな……と、理性を取り戻したのでここで終わりにします。
次回!ソドム館山先生の『狙われた姦房長官・メスイキしているというご指摘はまったくあたらない』レビュー!


・夢日記 チャラ男と陰キャのBL。

地味な陰キャの子がサドっぽくて、チャラ男が今まで感じたことの無い気持ちを抱いてどきどきしていた。恋をしたての女子中学生のような純粋さで顔を赤らめるチャラ男が可愛かった。
これは本来ならどこかのBL作家に送り届けられるはずの夢だったのではないのか?と思っている。あるいはおれの心の中にBL漫画家ソドム館山という人格がいて、意識下に抑圧されたBL妄想を夢の中に解き放っている可能性も否めない。
みんな心の隔離病棟にBL漫画家の一人や二人監禁しているよね? ジキル氏とハイドのごとく本能だけを羅針盤に生きているような反社会性人格を封印して生きているはずだ。反社会性といえばソドム館山先生はGTAシリーズを見て「なんで通行人を無差別殺傷できる反社会性が売りのゲームなのに、敵ギャングの若頭を拉致して手籠めにするタイプの犯罪は無いんや……なんでや……」と夜中の三時にSNSに投稿していた。18歳未満は購入できないという理由でエロゲー的展開を期待していたソドム館山先生である。
このブログにときおり登場するソドム館山とはいったい何者だ……。


・ソドム館山にはゴモラ猫松という生き別れの双子の姉がいる。

※このブログにたびたび登場する謎の漫画家・ソドム館山先生に関する外伝。

ソドム館山にはゴモラ猫松という生き別れの双子の姉がいる。
彼女は『クマのプーさん~僕の蜜壺に乱暴しないでよぉ~』が、習近平およびに中国共産党への体制批判であると誤解され、身柄を拘束された。ちくしょう、こんなことになるのならクマのプーさん同人誌ではなくて天安門を題材にするべきだった!と思っても手遅れだ。ゴモラ猫松はウイグル地区にあるBL作家思想矯正巨大刑務所に収容された。
中国では個人出版は犯罪である。市民が表現の自由を行使するのは許されていない。体制批判もBL同人誌も中国共産党の元では等しく禁止される。
民主主義的な価値観を抱いて反政府活動に手を染めるのも、エロ同人を執筆するのも同じ思想犯として扱われる。もし刑務所から脱獄できるようであれば、政治的な主張をして捕まったと答えても間違いでは無いはずだ。
ただひとつの幸運があるとすれば、BL作家思想矯正巨大刑務所には、中国同人誌界隈の猛者たちが集っていることだった。検閲をかいくぐるためにショタBLの登場人物を男の娘にして、百合だと偽装させいてた賈豪霈、中国キッズ向けホビーアニメで行き過ぎた友情を描いてしまった鄭盈均の三人は同室で反政府BL同人サークルを結成する。気分は三国志だ。
中国のエンターテイメント産業が発達し、オリジナルアニメーションを自国で製作することが可能になった。マンパワーを活かした作画クオリティでいえば日本を上回っている。コンテンツ産業が勢いを増せば、自然と視聴者の間に「二次創作がしたい!」という欲求が芽生える。同人活動や個人出版が禁じられているというフラストレーションは中国政府へと向かう。
この後の展開が思いつかないのでここでおしまい。つ・づ……かないよね?


・永田町ボーイズラブ

架空の政治BL漫画家・ソドム館山は桜を見る会や反社会勢力の報道を眺めていて、「たぶん、安倍シンゾウは反社会勢力にハメ撮り動画を撮影されていて、逆らったらリベンジポルノとして世界中に公開すると脅されているんだろうな……」という妄想をしていた。
それが永田町ボーイズラブの世界観である。イケメン政治家たちが権謀術数を張り巡らせながら互いを出し抜こうとしている。閉鎖的な男性社会を舞台に、政治家たちの友情、策謀、裏切り、欲望と快楽が描かれる……!


・ソドム館山先生の新作同人誌を買ってきたので読んでいる。選挙勝利の祝賀会で酒に睡眠薬を盛られた安倍シンゾウは、安倍政権一強で欲求不満になっていた自民党員たちのなすがままにされる。抵抗しようとするが、身体に力が入らない。日本では強姦されるときに反対の意思を示さなければ、同意したと見なされて不起訴になってしまう……。その司法制度の欠陥が悪用され、安倍シンゾウに牙を剥く!


あるところに孤独なお嬢様がいて、いつも仲の良さそうな友達に囲まれているが、そいつらは全員、お嬢様の美しさや家柄、資産目当てで近づいてきている。そのことは十分承知しているが、贋物の友情だとしてもそれを失ってしまえば本当に一人きりになってしまう。こういったシチュエーションは百合漫画では定番だ。
あるとき正論ばかりを吐いて、媚びへつらいもしない眼鏡の委員長が突っかかってくるようになるのだが、彼女だけはお嬢様がどんな困難に陥っても手のひらを返すこと無くそばにいてくれて、ついに本物の友情が何なのかを知る。
それが今までおれが観てきた王道百合だが、お嬢様を安倍晋三に、委員長を日本共産党委員長の志位和夫にしてみると、途端に酷い絵面になるね☆

百合漫画目線で政治を見る異常体質になり、安倍シンゾウと志位カヅオもふだんは喧嘩ばかりしている百合カップルとして扱うようになって久しい。さくひまとかサンゾロとかえもあんとかあのあたりの関係性だ。
忘れ物を取りに国会議事堂に戻る安倍シンゾウだったが、友達だと思っていた議員たちが陰口をしているのを目の当たりにする。「シンゾウ? あんなやつ友達なんかじゃないよwww 友達面していると都合がいいし、適当に忖度している振りをして、ちやほやしていればお金とかくれるじゃーんwww」「まじでそれーwww」「キャハハハハ!!!」
百合漫画でいう「少しルックスがいいからって、うぬぼれてるよねー」と陰口を叩かれているのを目撃してしまうシチュエーションだ。そこに入り込んで、「安倍シンゾウにも人権がある!」と庇う志位カヅオ。なんであいつが……。シュレッダーで文書を廃棄して嫌がらせをしていたのに……どうして……。
志位カヅオは安倍シンゾウが嫌いだったが、それは人格を否定するようなものではなくて、政策や政権運営に関することだけだった。周囲が都合のいい御神輿として安倍シンゾウを担ぎ上げるなか、一人の人間として安倍シンゾウに接するのは志位カヅオしかいなかった。
翌年の桜を見る会。安倍シンゾウと志位カヅオは桜の木の下で手をつなぎながら、それぞれが思い描く美しい国や共産主義社会のあり方を語り合うのだった。
(完)


・永田町オメガバース

日本の政治に失望していて、政治家同士でBL妄想をして現実逃避しているうちに、「政治BLにオメガバース設定が加わるといい感じの世界観になるのでは無いのか?」という発想に至る。オメガバースとは男同士で交尾すると妊娠する世界だ。詳しくはオメガバースで検索してみよう。
おれも昔は百合姫で涙するような純粋な百合豚だったのだが、BLの扉を開いた結果、出会い系サイトでネカマを演じながらBL妄想を垂れ流すインターネットの魔物になってしまった……。

政治BLとオメガバースの相性は考えていたよりもいい。
・社会にはオメガへの差別意識がはびこっており、政治家は反オメガ感情を煽ることで民衆のガス抜きを行っている。
・アルファ階級がオメガを差別対象として迫害しているのだが、その根底には「男性は女性と家庭を作るべき」だという保守的な考えがある。
・男性アルファ、男性ベータ、女性アルファ、女性ベータ、女性オメガ、男性オメガ……という順番のヒエラルキー社会で、男性アルファは発情期の男性オメガに誘惑されないように、そもそもアルファとオメガが交わらに済むようなアパルトヘイト政策を取っている。
・(独自設定)オメガのフェロモンには性的な欲望を喚起させるだけでなく、人心を自分が望むように操作できる突然変異型フェロモンを持ったオメガが生まれることがある。人間社会に独裁者やファシズム、宗教指導者が誕生するのは、突然変異したオメガである。
・キリストも仏陀もヒトラーもマーティン・ルーサー・キングもみんな突然変異オメガだったという雑な設定の世界だ。
・生まれ持った知能と資産、階級によって権力を維持するアルファ階級と、突如として突然変異フェロモンでカリスマ的指導者が生まれる可能性があるオメガ出身政治家の駆け引きを描いた政治BLが、永田町オメガバースのあらすじです。


・BL大陸・闇の奥。

千と千尋の神隠しに出てくるカオナシが、風俗嬢のストーカーになって本番要求を繰り返したあげく、最終的に出禁になる悪質客にしか思えなくなったあたりで自分の心が汚れていることに気がついた。闇金ウシジマ君で似たようなエピソードがあったよね。
このような視点でアナと雪の女王を観ると、腐女子の隠れオタク姉妹の話になる。エルザは物心ついたときに悪い魔女の呪いによって週刊少年ジャンプのBL同人アンソロジーを手に取ってしまい、BLが無ければ生きられない身体になってしまった。それを世間に知られないようにエルザは自らの性癖を隠して生きる。一般ピープルとして生きられるかと思った矢先に、エルザは性癖を暴かれてしまい、自室に引きこもる。
わたしにはBLマンガがあればいい。ここにいればありのままの自分でいられる。触れたものをすべて受けと攻めにカップリングしてしまう呪いが掛けられた、忌まわしい存在。それがありのままの私だ。消しゴムにシャープペンシルの芯を突き刺しながら、芯×消しゴムのBL妄想に耽るエルザだ。消しゴムはどれだけ自分が汚されても気にしない。「怖がらなくていい。どんな間違いもおれが消してやるから」最後には小さくなって消えてしまうというのに、消しゴムはシャーペン芯の過ちをすべて受け容れるのだ。
エルザは自室に引きこもってAmazonととらのあなからBLを買いあさる日々が続くのだが、二階の自室に溜め込まれたBLマンガの重みによって床が抜けそうになっていた。 なんかそういう話として理解してしまった経緯がある。BLで理解ができないのなら、「小学生の乳歯をコレクションする性癖のある女」でもいい。
俺もはじめはボーイズラブ界隈には偏見が入り交じっていた。あいつらすぐにホモセックスさせるんだぜと思っていたのだが、ボーイズラブの大陸は広い。
BLでは性描写が精緻に書かれているわけでは無い。男性向けエロまんがでは性器や汁が写実的に書かれていて、可愛らしい女の子と薄汚いおっさんの雄々しいペニスの対比が一つの見所でもある。しかしボーイズラブの性描写はあっさりしている。精液じゃ無くて蜂蜜でも出しているんじゃ無いのかってぐらいの綺麗で透明な性交渉をする。百合で言うと女の子同士でプラトニックなキスをするみたいな感じで、純粋で混じりけの無いものをぶつけ合っている。ケツの穴から血が出るとか、先っぽに糞がつくとか、そういうのとは無縁の世界だ。
男のエロマンガは射精することが至上目的になっているのだが、ボーイズラブものでは射精描写に対するこだわりがあまりない。男性向けエロマンガはだいたいラスト2ページぐらいでクライマックスを向かえる。野郎は出すものを出せばそれで終わりなのだが、腐女子には射精をする器官がない。そのために彼女たちは精神的な満足を得るために射精の先に行こうとする。それがボーイズラブの魔境であり、我々が目指すべき闇の奥だ。

おっさんがボイスチェンジャーを駆使して美少女ボイスを出そうとするあまり、女の子よりも女の子らしい女の子の境地にたどり着く。それと同じ原理で、腐女子が理想のホモセックスを空想し続けた結果、想像だにできなかったものがこの世に受肉する。 まるがつばつにち。インフルエンザが快方に向かいつつあるときに、私は美少女ボイスを出そうと試行錯誤を繰り返していた。タミフルの副作用である異常行動かも知れない。
美少女ボイス練習をしていたら、天から少女のソウルが降りてきた。自分が僕っ娘だという設定で声を出したときに、下記のストーリーが一瞬で生まれた。
–百合妄想ここから–
僕は昔は男の子っぽいって言われていた。夏になるといつも都会から綺麗な女の子が遊びに来て、僕はいつもその子みたいになりたいと思っていた。僕は少しでも女の子らしくなりたいと思うのだけれども、次の夏が来るたびに**ちゃんは想像していたよりもずっと綺麗になっていて、僕は嬉しくなって、でも少しずるいと思う。
でも**ちゃんは僕の方が綺麗だと言った。**ちゃんは自分のことが綺麗だと知っている。その美しさを利用する方法も、それが自分にとってどうプラスに働くのかを理解している。だから**ちゃんは、綺麗になるたびに醜くなっていくのだと私に言った。
–百合妄想ここまで–
上記のテーマは「自分がまだ美しいと気がついていない頃の少女だけが持つ、打算の無い美しさ」だ。バーチャル美少女ボイス受肉とはよく言ったもので、魂の底に長らく眠っていたアニマが産声を上げ、私はその苗床になった。
おそらくボーイズラブにもこれと似たような原理が働く。性器を失った連続殺人強姦魔は、挿入の快楽を得る代わりに死体にナイフを何度も突き刺すことがある。おにショタ強姦BLを執筆しているときには、ペニスをショタアナルにぶち込む代わりにコミスタを走らせ、ペンタブレットでショタアナルを執拗に攻める。人は自分が欠落しているものの代償を求めるために、闇の奥に足を踏み入れる。
闇を見つめている過程で、いつの間にか闇の住人になってしまう。深淵をのぞき込んでいるつもりが、自分自身が深淵の一部になって人間を見つめている。いまならコンラッドの『闇の奥』で、クルツが「恐ろしい、恐ろしい……」といっていた理由がわかる気がする。恐ろしい、恐ろしい……。