まぼろし人生帖


「もし欠点のない完全な人間になったら、そのときには人間ではなく神になってしまう」

昔の悪い習慣が残っている人が、ただ口先だけで教えることができるのなら、勝手に教えさせておけばいい……おそらく自分の言葉を恥じて、結局、教えているとおりに自分もするようになるかもしれないからだ。
the ladder of divine ascent 203p
『差し伸べられる手』,p8,ヘンリ・ナウエン

平安の祈り

 神様、私にお与えください。
 変えられないものを受け入れる落ち着きを。
 変えられるものを変えていく勇気を。
 そして二つのものを見分ける賢さを。

今日だけ。

 過去にとらわれるな
 未来を夢見るな
 いまの、この瞬間に集中しろ

■俺戒律

 Don’t panic
 PANIC CAREFULLY
 Do One Thing, and Do It Well.
 Keep it simple,stupid.
 無為を為すこと
 腹式呼吸
 早寝、早起き、適度な運動。
 掃除、洗濯、整理整頓をする。
 太陽の光を浴びる。散歩する。
 おいしいご飯を食べる。
 マルチタスク厳禁。
 ものを大事にする。
 精神の安定は最優先。
 負のエネルギーを発するものからは身を遠ざける。
 他人の不幸を願わない。(自分の不幸も願わない)
 やる価値の無いことはしない。
 期待はするな。ただし希望せよ。
 人と自分を比較しない。
 失ったもの、過ぎ去った出来事を悲しまない。
 何らかの原理原則に通じる。
 疲れているのなら休もう。
 バカを装うのは役立つ。
 社会的に立場が弱そうな方、精神的、肉体的に辛そうな方を優先する。
honesty,politeness,open-minded

■エリスの3つの質問(非合理的な考えのチェックリスト)**

(1)その考えは現実と合っているか?
(2)その考えは筋が通っているか?
(3)その考えでハッピーになれるか?

■トラブルシューティング

・人生に迷ったら整理整頓をすること。
・プロセスを観察すること。
・気持ちが急いている状態、焦っている状態を観察すること。
・自律するものに任せること。
・何かをやらかしたときには、「ま、いっか」で済ませる。
・どうにもならなくなったら、「くそったれ!」と言って逃げる。
・「知識の少ない人間は、もっと知識の多い人々よりも、自分の方が物事をよく知っていると思い込む」

■捨てる

 それが壊れているのなら、直さない。
 数や量には囚われないこと。
 知らなくてもいいことは、知らないままでいい。
 複雑化しない。複雑にしたら簡明にする。
 増やさない。増やしたら減らす。
 まとめてできるものは、あとでまとめてやる。
 捨てられるものは捨てる、あげられるものはあげる。
 人はみな、いつか必ず死ぬ。そのことを頭の片隅に入れておくこと。

■コミュニケーション

・正しい日本語、明確な論旨と論理構成、出典、礼儀正しさ。
・攻撃的にならない。
・気持ちを落ち着ける。
・感情的になっているときには、時間を置くこと。
 感情が高ぶっている時ほど、書いている文章を寝かせてクールダウンする。
・気持ちが落ち込んでいるときには、ネット上の発言を真に受けないようにする。
・礼儀正しさを徹底する。
 言葉の刺を抜く。礼儀正しい言葉遣いや態度
・不用意に敵を作るような文章は書かない。
 炎上の可能性がある発言、一部の人に粘着されそうな言葉遣い、
 政治や宗教、人やもの、作品の悪口、倫理や法律に反した話題は避ける。
・それでも重箱の隅をつついてくる奴はいる。全ての人間は満足させられない。
・言い訳や申し開きをしなければならない状況に陥った時点で、すでに詰んでいる。
・どうしても何かに批判的な態度を取りたくなった場合は、日本中のヘイトを集めるつもりでやれ。
・特定の話題を避けることでストレスが溜まるようなら、オンラインに文章を公表するのはやめた方がいい。

■負債(警戒する点)と資産(伸ばすところ)の問い。

 自分を犠牲者だと思ったか? それとも自分を捧げられたか?
 言い訳をしたか? それとも欠点を認めたか?
 思い上がり、他者を見下したか? それとも慎み深く控えめでいたか?
 自分を責めたか? それとも正しい自己評価をしたか?
 嘘をついたか? それとも正直でいたか?
 イライラしたか? それとも受け入れたか?
 憎んだか? それとも愛せたか?
 恨みをためたか? それとも許せたか?
 プライドが邪魔をしたか? それとも気取らずに素直にできたか?
 自分よりも優れた人に嫉妬したか、それとも人を信頼できたか?
 人のものや成功をうらやんだか? それとも心を広く持てたか?
 怠けたか? それとも積極的だったか?
 先延ばしにしたか? それともすぐに始めたか?
 言うこととやることが違ったか? それとも言動が一致していたか?
 マイナス思考だったか? それともプラス思考だったか?
 不道徳なことを考えたか? それとも健康な考えでいたか?
 あら探しをしたか? それとも良いところを探したか?

“My Daily Moral Inventory"~AA Grapevine June 1946 より、自分用に改良。

■遊びについて。

・遊びたい人間だけが、遊びたいと思う場合だけ、遊びたいと思う間だけ遊ぶ。この意味で、遊びは、自由な活動である。
・遊びには、それ自体以外に意味がありはしない。また、それだからこそ、遊びのルールは、命令的、絶対的で、あらゆる異議申立てを許さないのである。
参加するように強制されれば、遊びは、遊びであることをやめてしまう。
さらに、特に、遊ぶ人は、好きなときに、「もうやめた」と言って、立ち去る自由を持たなければならない。
・遊びは本質上、生活の他の部分から切り離され、慎重に区別された活動である。
・取り決めた境界内で遊びを再開することが必要になる。

.ものをつくるときの気持ちまとめ。
経済活動を主たる目的として創作をしない。
純粋な贈与か、もしくは遊びでなければならない。
創作物を道具や商品として利用してはならない。
人から依頼される形で文章を書かない。(あくまでも内発的な動機による)
クリエイティブコモンズに準拠した形でやる。
寄付、お布施という形なら許容範囲。

■貧乏人十箇条

・自分の身の丈にあった生活を選べる、謙虚な姿勢を持つ。
・労働と支払いに追われて精神を磨耗させたりしない。
・少ない持ち物で満足できるシンプルな生き方をする。
・無理な節約で支出を切り詰めたりしない。
・食べるものが貧しくなると、心まで貧しくなる。
・流行に影響されずに、自分の楽しみを見つけられる感性を育む。
・良いものを長く使う。物持ちの良さは資産。
・不要になったものを貧乏人同士でシェアしあう。
・常に一息つける余裕を持って生きる。
・使うべき時には、しっかりと散財する。

祈りの道具箱

「それが壊れているのなら、直さない」
「生きながら、死人となりて、なりはてて、おもうがままにするわざぞよき」
「私ね、いつもは目の前にいるひとりの人に伝わればいいと思って、歌を歌っている。みんなに伝えたいってぼんやり思うより、ひとりのひとに絶対に伝えたいって思って歌った方が、結局はみんなに伝わるんだ。想いの力強さでね」(劇場版アイカツ)
「心こそ、心迷わす心ゆえ、ゆめゆめ心に心ゆるすな」
「まず体を信用せよ。脳はその次だ。」
「やらなければならないことだが、全力でやると間違いなく死ぬ」
「する価値のないことはするな。読む価値のないものは読むな。観る価値のないものは観るな」
「何かを学びたかったら、全部学ぼうとしてはいけない」
 不調和を保ちたかったら、完全な調和をめざせ。

■基礎身体技法

・自然体の立ち方
 足を肩幅に開いてひざを軽く曲げる。両足にほぼ均等に体重をかけて腰と肚はしっかりさせておき、背筋はすっと伸びて肩の力は抜けた状態である。
※足の親指の付け根のところの盛り上がった部分に体重が乗っている。ここは踏ん張るときに力が入りやすい部分である。しかもひざが軽く曲げられて余裕を持っているので、圧力が外からかかったときに吸収しやすい。「ひざに余裕をもたせる。」
・臍下丹田(へそから9センチ下)の一点に気をしずめる。
・腹式呼吸
 息を細く長く吐く。吐くことが限界に達したときに、結果として息が入ってくる。
ポイント
 吸う――鼻から吸う。肩とみぞおちの力を抜き、ゆったりとへその下に息を入れて膨らませる感覚。
 保つ――のどに息を詰めるのではなく、腹に息をためて保つ感覚。腹に収めるイメージ。
 吐く――慣れないうちは口から吐く。ブハっと吐き出さずに少しずつ少しずつ吐く。

■『脳の右側で描け』

「画家は、手ではなく、眼で描く。はっきり見さえすれば、どんなものでも見たものを描くことができるのである。描くには、おそらく、注意と努力が必要だが、筋肉の動きとしては自分の名前を書くときほど面倒ではない。はっきりと見ることが大事なことである」
――モーリス・グロッサー『画家の眼』
「したがって、ただ見るだけでは不十分なのだ。描こうとするものに、できる限り多くの感覚――とりわけ触覚――を通じて、生き生きとしたフレッシュな接触をすることが必要なのである」
 ――キーモン・ニコライデス『素描の基礎技法』
「すぐれた画の特徴のひとつは、画家が自分のスタイルと性格を心から受け入れているということである。それは、画があたかも画家に代わって、〝我ここにあり〟と言っているようなものである」
「一人の僧が師にたずねた、『私の自我とは何ですか?』と。師は答えた。『お前の自我のなかに深く隠された何かがある。その隠れた動きを知るようにならねばならない。』そこで僧は、この隠れたとは何かを教えてくれることを請うた。師はただ目を開け、そして閉じるだけだった」

■砂漠の師父の言行録

・多くの兄弟たちと共同生活をしていたひとりの兄弟が師父ベッサリオンにこう聞いた。「僕なりに生きていくにはどうするべきでしょうか」。老師はこれに答えて言った、「静寂を保ちなさい。そして、他人と比較して自分を計ることをせぬように」。
・「この世とあの世で安らかに過ごしたいなら、いつなんどきも『いったい自分は何様か』と問い続け、誰も他人を裁かぬことだ」。
・師父ザンティアスが語った。「犬は僕より立派だな。犬にだって愛はある。その上、犬は人を裁くことをしない」
・ペルシオンの師父イシドロスが語った。「生活の伴わない多言より、無言で生活するほうがよい。正しい生き方をする人は静かに人を助けるが、お喋りの度が過ぎるのはまわりの人をただ悩ませる。とはいうものの、生活の知恵の究極は、語る言葉と生きざまが手を携えて歩むこと」。
・師父ベニヤミンは臨終のときに彼の子たちにこう語った。「これを実行してごらん。きっと君らは救われる。『いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい』」。

■『ゲシュタルトの祈り』

 私は私のために生きる。あなたはあなたのために生きる。
 私は何もあなたの期待に応えるために、この世に生きているわけじゃない。
 そして、あなたも私の期待に応えるために、この世にいるわけじゃない。
 私は私。あなたはあなた。
 でも、偶然が私たちを出会わせるなら、それは素敵なことだ。
 たとえ出会えなくても、それもまた同じように素晴らしいことだ。

■瞑想メモ 慈愛の瞑想(仏教)

 私が幸せでありますように
 私の悩み苦しみがなくなりますように
 私の願いごとがかなえられますように
 私に悟りの光があらわれますように

 私の親しい人々が幸せでありますように
 私の親しい人々の悩み苦しみがなくなりますように
 私の親しい人々の願いごとがかなえられますように
 私の親しい人々に悟りの光があらわれますように

 生きとし生けるものが幸せでありますように
 生きとし生けるものの悩み苦しみがなくなりますように
 生きとし生けるものの願いごとがかなえられますように
 生きとし生けるものに悟りの光があらわれますように

 私の嫌いな人々も幸せでありますように
 私の嫌いな人々の悩み苦しみがなくなりますように
 私の嫌いな人々の願いごとがかなえられますように
 私の嫌いな人々に悟りの光があらわれますように

 私を嫌っている人々も幸せでありますように
 私を嫌っている人々の悩み苦しみがなくなりますように
 私を嫌っている人々の願いごとがかなえられますように
 私を嫌っている人々に悟りの光があらわれますように

 生きとし生けるものが幸せでありますように

■ラングリ・タンパ『心を鍛錬する八篇の詩』

 第一篇の詩
 生きとし生けるものに思いを馳せて
 願いを叶えてくれる宝石よりも素晴らしいものとして
 最も高貴な目的を達成せんがために
 願わくは、我があらゆる生き物を尊いものと思わんことを

 第二篇の詩
 どこへ行こうが誰とともに歩もうが
 すべての他者よりも自らを低く見なさんことを
 心の奥底から
 他者を素晴らしく高貴なものと思わんことを

 第三篇の詩
 わが行動のすべてを吟味せんことを
 否定的な状態が起これば
 自分と他者を危うくするがゆえに
 確固として立ち向かい、危険を避けんことを

 第四篇の詩
 否定的な性分の人や
 苦痛が重くのしかかっている人に出逢えば
 宝物を発見したかのように尊きものとしてみなさんことを
 遭遇することは稀有であるがゆえに

 第五篇の詩
 嫉妬ゆえに
 不条理な方法で我を扱い、罵っても
 自らの敗北を受け入れ
 他者に勝利を授けんことを

 第六篇の詩
 おのれが助けた者が
 己が大いなる希望をかけた者が
 不当にも我を害したとき
 尊敬すべき友と皆さんことを

 第七篇の詩
 直接的にも間接的にも
 母なる生きとし生けるものに喜びと利を授けんことを
 自らは
 それらのものの痛みや苦しみを密かに引き受けんことを

 第八篇の詩
 願わくは
 現世の利害関係の概念に穢されぬことを
 これらはみな人目を欺くものであることに気づき
 束縛から解放されんことを

■認知を正すための祈り。(暫定版)

 世界はあるがままの姿で存在している。
 私が、どう思うかにかかわらず。

 私の心は、私を縛らない。
 私が成し遂げた行為は、些細なことではない。
 過去は私を縛らない。
 かならずしも、過ちを繰り返すわけではない。
 未来はまだ、何一つとして決まってはいない。

 この世界は白と黒ではない。
 すべきことや、しなければならないことなどない。
 私のせいでも、誰かのせいでもない。
 他の誰かと、自分を比較して苦しむ必要はない。
 私が恐れているものは、私の心が生み出した影でしかない。

 世界はあるがままの姿で存在している。
 私が、どう思うかにかかわらず。

.◆これまでに役に立ったライフハック◆

・ヒップスターPDA
 A4用紙を四つ切りにして、ダブルクリップで留めるだけの簡易メモ帳。アナログ技術の極みだが、ここ十年近く愛用している。
・昼休みに寝る。シエスタを取る。