・英語学習リソース



・国際感覚を養うためのニュースサイト巡回先

・遠ざけよう!日本語のインターネット!
ここ最近ツイッターで見た情報は「アウシュヴィッツは存在しない」という捏造論と、それを否定する言説だった。貴重なリソースが古典的なフェイクを退けるために使われているのは、終わりの無い消耗戦に見えた。こんなクソみたいな捏造論は無視していいのだが、放っておく訳にもいかないので対応せざるを得ない。そのうち地動説捏造説や地球空洞説が出てくるに違いないと思っている。
・問題はどうでもいい情報でインターネットパワーが消耗させられることだ。何の栄養も無い情報に振り回されて時間を浪費する。価値のある文章や言説はまったくない。ずいぶん前にそう気がついたときにインターネットを遠ざける決意をした。
これから書くのは日本語のインターネットを遠ざけて、より質の高い情報を得るための戦いの記録だ。

・このあたりのニュースを巡回先に加え、国際感覚を得る。

ポイントは「日本国内と海外を切り分けるような視点を無くす」ことだ。
日本国内のニュースや新聞では、国内とその他海外の出来事が分断されている。国内で起きたことはあくまでも日本だけのニュースとして処理され、海外で起きた事件は対岸の火事として報道される。海外のニュースが「自分たちには関係の無い外側で起きた出来事」になり、国際感覚が疎くなっていく。
それを克服するために、「アジア環太平洋の国々の一つである日本」という視点を養うのを目的にする。海外のニュースサイトにはAsia Pacificというカテゴリーがあって、日本のニュースは韓国や北朝鮮、中国、ベトナムやシンガポールと一緒に扱われる。日本人がシリアやアフガニスタンを中東の一国だと認識するように、日本も東南アジアの一国として見られている。


・大量の英文を捌く訓練について

英語入学試験のニュースを見ながら、日本人は大量の英文を捌くことを目的とした英語教育を受けていないということをぼんやり考えていた。時間を掛けてひとつの英文を正確に理解する能力と、大量の情報をざっくりと処理して70%ぐらいの理解で要点を押さえるスキルは別物だ。
ネットが普及する以前は分量のある英語に接する機会が無かったけど、今の時代だとKindleなどで英語雑誌が気軽に買える。 日本人の英語学習だと、高等教育のときにハードカバーの洋書を読ませられるイメージがある。いきなりくそ分厚い岩波文庫みたいな内容の洋書を、受験英語で読まなければならない(※あくまでもイメージ)のだが、いくつか順序を飛ばしているように思う。
キッズ向けの雑誌や洋ゲー雑誌、趣味の本、比較的簡単な語彙で書かれた薄い洋書、新聞の短い記事、大衆向け雑誌の特集記事、専門的な内容を扱っている知識層向けの新聞や雑誌などの様々なジャンルがあるのだが、その辺の情報に触れる機会が乏しい。
読みやすい本で経験値を積んで、少しずつ難易度を上げていった方がいいと思っているのだけど、具体的にはどうすればいいのだろう。小中学生ぐらいから洋ゲー雑誌とかPC雑誌を目に見える場所に置いておくほうがいいのかも知れない。でも洋ゲーの海外Wikiを読んでいると、SVL12000の後半で覚えるような単語がアイテム名に使われているので、ゲームだから平易というわけではない。

英語試験のニュースが話題になるけれども、肝心の「語学力を使って何をするのか?」という問題が抜け落ちているような気がする。英語学習に力を入れようという教育方針と、英語を使って海外から情報を得る行為のバランスが悪い。
国際情勢も気候変動も人権問題も経済政策も、国際社会とは足並みを揃えるつもりはありません。日本国内に引きこもって、閉鎖的な価値観の中で暮らしていきます。でも英語学習は大切です……って、いったいどういう了見なのか理解ができない。

自分は情報収集の感度を高めるべく英語のニュースサイトなどを(なるべく)読んだりしている。始めはパナマ文書のニュースが知りたくて勉強を始めたのだけど、イギリスの高級紙であるThe Guardian紙がオタク気質で、龍が如くやダークソウル・リマスターのレビュー記事が掲載されることに驚いた。文化面が充実している。

昔は英語雑誌を開いたときの分量に圧倒されて尻込みして、ひとつの記事を読むだけで消耗しきっていた記憶があるけれども、ちょっとずつ読解スピードを上げている。
辞書無しで、ストレスを溜めずに読めるようになることが目的なので、正確さは二の次だ。とにかく量をこなして、英単語を反射神経で脳が認識できるようになるまで訓練する。



・英単語。

・昔は英単語と日本語をそのまま対応させるような覚え方をしていたのだが、それでは不十分だと感じたので別のアプローチを考える。
・英単語だけを暗記するのでは無くて、英文の記事や内容と関連づけて理解するように心がける。英単語帳を使って効率的に学習するのではなくて、英文の記事を読みながら語彙力を増やす。語源や類義語、対義語、コロケーションなどを参考にして、言葉を有機的に関連づけるようにする。

・英文を読んで、わからない単語をメモに書き出す。
英辞郎のサイトやアプリケーションを用い、単語の難易度を調べる。 SVL12000という便利なものがあり、重要な英単語が12レベルに分類されているので、レベルの低い単語から重点的に潰していく。
英辞郎 on the WEB - 英和辞典・和英辞典
レベル別語彙リストSVL12000|英単語・英文法|アルク
学辞郎 ― 単語が学べる英和・和英辞書 (<CDーROM>(win版)) | |本 | 通販 | Amazon
以前は安かったのだが、中古品が値上がりしている。

・Oxford Learner’s Dictionariesのサイトなどで語源を確認する。
Oxford Learner’s Dictionaries | Find definitions, translations, and grammar explanations at Oxford Learner’s Dictionaries
語源でボキャブラリーを増やす系の本には『Word Power Made Easy』や『Merriam-Webster’s Vocabulary Builder』を持っていたが、津波に流されてしまった。 ・Collocationや用例で単語がどのような使われ方をしているのかを調べる。

・シソーラスで類義語と対義語の確認する。
Thesaurus.com | Synonyms and Antonyms of Words at Thesaurus.com
Roget’s 21st Century Thesaurus, Third Edition (21st Century Reference)
Roget’s 21st Century Thesaurus, Third Editionは電子書籍版のほうが扱いやすいかも知れない。
・ビジュアル百科辞典は観ていて楽しい。
One Million Things: A Visual Encyclopedia (English Edition)
・学習曲線を気にしつつ復習する。

……というような感じで単語の意味を多重的に調べる環境を整えている。

・英文ライティングの備忘録

KaiOS搭載端末についての問い合わせ英文メールを書いている間に、多少なりともライティングスキルが向上した(ような気がする)。備忘録として、役に立ったツールやWebサイトをここに書き記しておく。

ゼロからフルスクラッチで英文が書けるわけでは無いので、まず日本語で伝えたい文章を書いてから、翻訳サイトと英文テンプレートと辞書と文法チェックツールを駆使して英文をでっち上げていくという方法を取る。
多少、文法や言い回しに不自然なところがあっても、コアとなる部分が伝わればいいという方針で行く。

・おまけ
Profilers - VocabKitchen.com
文章を分析して、難易度ごとに単語を分類するツール。あらかじめ読む文章を解析して、頻出度の低い単語を洗い出すために使う。