本日紹介する新作SNSゲーム、ポリティカルイデオロギーオンライン(以下PIO)は、世界的に流行していているクソゲーだ。これは自陣営と他陣営に分かれ、互いを誹謗中傷し合って自陣営の意見を押し付けあうという限りなく非生産的なゲームである。
日本では保守陣営とリベラル陣営に分かれて争うのがスタンダードになっており、歴史問題、エネルギー政策、憲法などをバトルフィールドにして、日夜激しい戦いが繰り広げられている。言うまでもなく不毛極まりないゲームなのだが、妙な中毒性があり多数の廃人を生み出している。
たとえば教育勅語バトルフィールドでは、「教育勅語とは近代日本を作り上げた素晴らしい思想だ」と言う右側と、「天皇への服従を押しつけて日本を戦争へと駆り立てた原動力だ」と主張する左側が互いに殴り合っている。ゲームの最終目標はそれぞれが理想とする世界を築きあげることだが、まだ誰もゲームをクリアしたことがないという由緒正しきクソゲーである。
人かまぼこプロジェクトX
かに風味かまぼこは、いわば現代社会の錬金術である。
錬金術士たちが卑金属から金を精製しようと試みたように、かに風味かまぼこ術師たちは飽くなき努力を積み重ね、魚のすり身から高級食材を生み出そうとする人類の禁忌へと足を踏み入れた。時代が中世ならば、創造主への叛逆として異端者扱いされかねない。
人類の欲望はかにかまぼこに収まらなかった。
ある日、かにかまぼこを食べていた男に天啓とも悪魔の囁きとも区別がつかないインスピレーションが舞い降りた。
「かにかまぼこを作る要領で人肉風味の脂肪注入成形肉を作り出せば、合法的に人肉っぽい何かを食べられるに違いないのでは?」
聞き上手チャンピオンシップ決勝戦
さて今年も始まりました。聞き上手チャンピオンシップ決勝戦。
この競技はその名の通り、全日本から集まった聞き上手の猛者たちの中から、日本一の聞き上手を決定するという競技であります。二人の聞き上手が出逢った時には、どちらがお喋りになるのだろう? 誰しもが感じていながらも、表立って言えなかった疑問に終止符を打つべく始まったのが聞き上手チャンピオンシップです。
実況はみなさまお馴染み、ゾマリー橋倉がお送りいたします。
幼女道〜YO-JO-DO〜 柔肌装甲(ぷにはだ)ダゴトー・オリジン編
幼女道〜YO-JO-DO〜 柔肌装甲(ぷにはだ)ダゴトー・オリジン編
我々自身が幼女にならなければ、真の意味で女児向けアニメを鑑賞できない。その事実を悟った時に私は打ち拉がれた。幼くも無ければ、女性でもない。精神年齢の話で言えばかろうじて女児と渡り合えただろうが、私は幼女ではなくて、二十歳を越えた男性だった。
近時の女児向けアニメは、20代、30代の男性が観ても楽しめるように、あえて間口を広げていることが多い。スタッフもそれを見越して、あえて女児には理解できないパロディを注ぎ込んでくる場合も珍しくはない。しかし、我々はそれで満足なのだろうか? 女児向けアニメの本質を掴み取るためには、私たち自身が幼女にならなければならないのではないか?
羽根の生えた小太りのおっさん達が、意味も無くちんちんをぶらぶらさせている天国の話。
・ここは天国だよ。羽根の生えた小太りのおっさん達が意味も無くちんちんをぶらぶらさせているこの世の楽園だ。彼らは幸福なんだ。ちんちんを振り子時計のように左右に動かして、睾丸で風を感じている。誰も彼らを誹る者はいない。おっさんたちは無限の自己肯定感に包まれて、ちんちんをぶらぶらさせている。ここはそんな類いの天国なんだ。一見、地獄のような絵面に思えるかも知れない。でも信じて欲しい。意味も無く、生産性も無く、イデオロギーとも無縁で有りながら、素っ裸でちんちんをぶらぶらさせることの意義を。力を抜くんだ。重力に身を委ねろ。羞恥心を捨て、地上の常識から離れ、ただちんちんをぶらぶらさせることに精神を集中させる。それが全てだ。
天国に至る門は狭い。が、万人にちんぶらの天国は開かれている。
『ちんぶら教の書』より引用。
俺以外は全員バカ症候群
「この世界でいちばん頭の悪いのは俺だ!」という気持ちで生きる。
自分以外の人間は痴愚迷妄に閉ざされており、俺だけが現実をありのままで見ており、誰よりも冷静な判断ができる。そう考えてしまうのが現代の宿痾だ。どのような政治的立ち位置を取るにせよ、一方は「あいつらはお花畑の住人で、俺たちは現実主義に根ざしている」と思っていて、もう片方は、「あいつらはフェイクニュースと権力に踊らされる哀れむべき人々であり、冷静で賢い我々が無知蒙昧な大衆を導かなければならない」と信じている。
これを「俺以外は全員バカ症候群」と呼ぶ。
ガス抜き政治ポルノ
「政治の話が嫌なのに、どうしても喋らなければならない強迫観念」に駆られている(※枕詞)。それはおれが、どのような方法や思考の癖、バイアスがかかった認識でこの世界を解釈しているのかを知るためでもある。
おれがどういう結論を出すのかではなくて、答えを出すまでのプロセスに興味がある。他者や社会を変えようとしているのではなくて、自分の反応の問題だ。でも本当は社会問題に首を突っ込んで、正論で人を叩きのめすのが大好きなんじゃないの? むろん大好きだ。その中でもとりわけ大好きなのがガス抜き政治ポルノである。政治ポルノだーい好き☆!!
冷や水ぶっかけマインド。
何か特定の話題を口にすることに対して、強い抑圧が働いている。これを俺は「冷や水ぶっかけマインド」と呼んでいる。おれが政治のことを考えようとするたびに、頭の中にいる邪悪なこびとが囁き始める。
「なに偽善者ぶってんだよw」、「そういうのはもっと高学歴で実績のある頭のいい人間がやるべきことで、お前みたいな低脳が触れていい話題じゃないw」「なになに?社会正義を訴える自分に酔っちゃっているのかな?????」「理想論乙wwwwww現実を知らない雑魚wwwww」「下手な考えwwww休むに似たりwww」「どうせ何も変わらないんだから、失望を覚えるようなことはやめようぜwwwwwwww」……みたいな言葉が、動画サイトのコメントのように脳裏を過ぎる。
エコロジカルフットプリント
もし地球上の人間が日本人と同じ生活水準で生きたとすると、地球2.4個分の資源が必要になる。
ある文化水準の生活を成り立たせるために、地球にどの程度の負担がかかっているのかを表す指標が、エコロジカルフットプリントである。
でも僕たちは地球1.4個分をよけいに消費しながらも、まだ足りない。私は貧困層だ。私は満たされていない。もっと経済成長をして豊かな暮らしを手に入れなければならない、と思っている。
政治アレルギー日記
政治アレルギーが出る。これは自分の主義主張とは違った異物を身体が受け入れられずに、免疫機能が異物を排除しようとする現象だ。人間の肉体は異物から身を守り、時として排除しようとする免疫機能が備わっている。それが過剰になると、花粉症やアレルギー性の鼻炎が引き起こされる。