※注意事項
この記事は「流行り廃りがあっても棋理なんて急激に変わらないのだから、安く手に入る昭和後期から平成初期の棋書を中古で安く買い集めて、効率的に囲碁を覚えよう!」という内容だが、AIの出現によってこれまでの常識が根底から覆されつつある。
そのあたりの現状も踏まえつつ、読んでもらえると助かる。
・昭和時代の本を探して、コスパ良く知識を習得する。
このブログでは手っ取り早く・なおかつコストパフォーマンスのいい方法で囲碁を習得する方法として、「AmazonマーケットプレイスやBookoff Onlineなどから価格が暴落した棋書を探す」ことを推奨している。棋書は一冊1000円から1500円はするので、囲碁を覚えたいと思っていても新品で揃えるのは躊躇する。だが昭和の終わりから平成前期にかけて出版された棋書は安価で、古本にしては綺麗で知識がそこまで古びていない。
布石や定石は時代によって少しずつ変化していくので、あまりにも古いものは使い勝手が悪い。だが2000年以降の書籍なら十分に使い物になるし、AI布石を理解するための下地としてもいいと思う。逆に手筋や詰め碁は30~40年ぐらい前のものでも十分に使える。レイアウトや挿絵が昭和テイストの場合もあるが中身は一緒だ。
将棋に比べると囲碁は下火でまったくブームにならない。需要が乏しく、捨て値で売られていることも多い。需要と供給の不均衡を利用することで、コスパよく知識を得る。この経済感覚が囲碁に必要なマインドである。
日進月歩の将棋と異なり、棋理は数年で変化することはない。古い知識でも十分に使い物になる。……という内容のエントリだったのだが、AIの進化で何もかもが変わってしまった……。