親指新JIS配列

この日本語入力配列は、新JIS配列をベースにして親指シフトの右親指キーを追加したものだ。親指シフト環境下で新JIS配列をより打ちやすくすること、キーボードが変わった場合でも最小限のスイッチコストでもとの新JIS配列に戻れることなどのメリットがある。

・新JIS配列との変更点
濁音キーを右親指シフトにするとともに、後付け方式から同時打鍵もしくは前置シフト方式に変更した。
「な」を濁音キーの位置にした。
右親指シフトの右手側に「ち,れ,ぼ」、左手側に「び,ぶ,べ」などの打ちにくかったキーを配置した。
空いている箇所が増えたので、お好みで別の文字を入れるのも良い。

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拡張新JIS配列の系譜

この項目では拡張新JIS配列をどのようにして改造していったのかについての軌跡をまとめてある。配列沼の住人向けの記事なので興味の無い人には全く意味がわからない文章だ。 ここで紹介している配列はあくまでも、自分がどういった理由で配列沼をさまよっていたのかという軌跡でしかない。自分の指や環境に合わせて柔軟に配列を組み立てていく方法論こそが、拡張新JIS配列の本体だと考えている。 ・新JIS配列 何も手を加えていない状態の新JIS配列。 /* 文字キーを単独で入力 */ [ 1|2|3|4|5|6|7|8|9|0|-|^|¥| そ|け|せ|て|ょ|つ|ん|の|を|り|ち| | は|か|し|と|た|く|う|い|゛|き|な| | す|こ|に|さ|あ|っ|る|、|。|れ| | ] /* [shift] + 文字キー */ -shift[ !|”|#|$|%|&|’|(|)|_|=|~||| ぁ|゜|ほ|ふ|め|ひ|え|み|や|ぬ|「| | ぃ|へ|ら|ゅ|よ|ま|お|も|わ|ゆ|」| | ぅ|ぇ|ぉ|ね|ゃ|む|ろ|・|ー| | | {shift}| ・新JIS配列小指負担軽減版 配列沼に足を踏み入れることになった記念碑的配列。「小指の負担になる文字を別の場所に移動すれば良いのではないか?」と漠然と思っただけなのに、気がついたときには深みにはまって帰ってこれなくなった。 ここから長い旅が始まったのだ……。 /* 文字キーを単独で入力 */ [ 1|2|3|4|5|6|7|8|9|0|-|^|¥| そ|け|せ|て|ょ|つ|ん|の|を|り|、| | は|か|し|と|た|く|う|い|゛|き|゜| | す|こ|に|さ|あ|っ|る|。|れ| | | ] /* [shift] + 文字キー */ -shift[ !|”|#|$|%|&|’|(|)|_|=|~||| ぁ|ち|ほ|ふ|め|ひ|え|み|や|ぬ|「| | な|へ|ら|ゅ|よ|ま|お|も|わ|ゆ|ぃ| | ぅ|ぇ|ぉ|ね|ゃ|む|ろ|・|ー| | | {shift}| ] ・新月JIS配列 月配列で良いなと思った配列を取り入れ始める。これ以外にも「な」をCapslockに割り当てたものが存在する。配列迷走期である。
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新型コロナウイルス日記

この項目では新型コロナウイルス関連のとりとめのない文章をまとめています。


・2020年4月4日 新型ウイルスコロナちゃん Outbreak!!(※第二期)

マスク二枚配布と聞いたときに、怒りよりも先に命の危機を感じた。
いつもなら対応に苦言を呈するなどして政権批判にエネルギーを消費するのだが、今の段階で余計な問題に首を突っ込んで消耗すると死ぬ可能性が高くなる。身体がサバイバルモードになって、怒りで余計な力を使わないように自粛している感じだ。
このままだと感染爆発を押さえられないどころかろくな対応ができないまま死ぬ。見殺しにされるどころか、後ろから積極的に味方から撃たれている。死に神が冷たい手で心臓をわしづかみにして、「コロナウイルスルーレット☆ちゃーんす! 致死率は最大でもイタリアの10%程度にまで跳ね上がるだけだから大丈夫だよ! さあ、回してみよう!」と耳元で囁く。
冗談抜きで自分が死ぬかもしれない可能性を感じていて、運が悪いと死ぬ。目下のリスク要因が日本政府の対応で、どうなるのかわからん。最悪のケースを想定する場合でも、国が理性的な対応をすることを前提にシナリオを組むと思うのだが、その最悪をさらに下回る可能性があるのは率直に言って命が危ない。政府が新型コロナウイルスとタッグを組んで日本国民に牙をむいていると考えた方が妥当だ。
感染するかどうかの問題ではなくて、いつ感染するのか、感染した場合にどう対応すれば致死率を下げられるのかという話になっているのだが、危機感の解像度がぼんやりしてして現実を過小評価したまま時間を無為に浪費している。
個人的には東京と主要な地方都市はもう駄目だと思っているので、地方に本格的に波及するまで時間を稼いで、医療キャパシティを増やしつつ、万全の体制で迎え撃つ方がいい。
県や自治体が国を介さずに直接他の国に支援を要請した方がいいとすら思う。国の対応を待って足並みをそろえようとすると後手に回ってみんな仲良く死ぬしかなくなる。


現実逃避したくて仕方が無いのでコロナちゃんのテーマソングを作った。みんなで歌おう!


・『恋色Pandemic(-TV size-)』(新型ウイルスコロナちゃん、キャラクターイメージソングアルバムより)

あの日 出逢ったときから
恋心みたい 潜伏してる
自覚なんて 君はしてないけど
私のことで 胸はいっぱいだよ

同じ空気を吸って 手を触れ合って
止まらない微熱 これって恋かな?
(陽☆性☆反☆応! COVIDじゅーきゅー!)

恋色Pandemic 濃厚接触
オーバーシュートな 鼓動は
封鎖(ロックダウン)不能で 伝染(つた)わる
気づいたときには もう手遅れよ
初恋みたい 免疫なんて無いの
恋の病みたい ワクチンなんて無いの


新型ウイルスコロナちゃん。あらすじ
「友達がいなければ理論上は感染しない」と思っている孤独な病弱少女の元にコロナちゃんがやってきて、カラオケに誘ったり、ナイトクラブを設営したりしてあの手この手で感染させようとするのだが、そのたびに消毒液をぶっかけられたり、手洗いうがいで殲滅されたり、抗インフルエンザ薬アビガンを投与されるパンデミック日常系濃厚接触百合アニメ。
手洗いがウイルス殺菌に効くという理由で自宅の浴室をソープランドに改装して、全身を泡まみれにしてコロナちゃんを殺そうとする回を思いついたときは、未知のウイルスで脳みそがやられているのではないのかと疑った。
EDテーマは歌に合わせて手を洗うだけで、洗い残しなく手を綺麗にできるという実用性の高いものだ。

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拡張-新JIS配列

・拡張-新JIS配列

新JIS配列をベースにして、快適に入力できるように調整された配列。右薬指同時打鍵を導入しているので、濁音を単打感覚で入力できる。
新JIS配列を使っているときに感じた不満点を解消するために生まれたものなので、初めての方は素の新JIS配列から習得することを強く推奨する。

shin_JIS
shin_JIS

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・狂人の国から

「自分の気が狂っていているのではないのか?」とふと思ったのだが、気が狂っている状態を客観的に理解するのは難しい。
個人的な狂人の定義は「自分にしか通じない論理で思考を組み立てる」ことだ。狂人は端から見ると支離滅裂なのだが、頭の中には自分にしか理解できない常識と論理展開がある。社会の多数派と思考の前提条件を共有していないために、気が狂っているように見える。
気が狂うというのは思考が支離滅裂になるのでは無くて、主観的には冷静で論理的な精神状態なのかもしれない。
「実は地球は球体じゃ無くて、四角形なんだよ」と言われても、精神が健常な人間なら「そんなはずはない」と思う。統合失調症の患者が、荒唐無稽な妄想の誤りを指摘されたときの感覚はこれに近いものであるという。力尽くで妄想を捨てさせるのは、自分たちが地球を四角形だと信じるのと同じぐらい困難だ。

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・意味の無い言葉のニヒリズム。

「選挙権を行使しよう!」とか「一人一人の国民が自覚を持って民主主義を支えなければならない」と言われても、それらの言葉には何の意味も無い。もしもそれらの言葉に意味があって、十分な射程範囲を持って人を動かすエネルギーを持っているのなら、もっとましな世界になっているはずだ。
言っていることは正しいのだけれども、何の意味も持たない、誰にも届かない。そんな言葉に囲まれているあいだに不感症になってしまった。意味の無い言葉を聞いて、自分も意味の無い言葉を喋る。それでいて、自分が喋っていることには意味があるのだと錯覚している。
そのことに対して虚無感を覚えるようになって久しい。

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・言葉が現実に追いついていない感覚。

言葉が現実に追いついていない感覚がある。周囲で起きている出来事に前例が無い場合、手持ちの言葉では適切に現実を解釈できなくなる。言葉はウイルスに対する抗体に近い性質を持っているのかも知れない。身体にウイルスが入って初めて免疫ができるように、壊滅的な出来事が起きてから言葉が作られる。もしそうだとしたら、一番はじめに起きた出来事はどうやって言葉で捉えられるのだろう?
ファシズムという概念が無かった頃に、どうやって目の前の現象を言い表していたのか。まだ生起したばかりの出来事をどの言葉で言い表すのか。現実を把握するための適切な言葉を欠いたままで、目の前でまだ名付けられていないことが起きる。ある出来事に名前が与えられるまでのタイムラグの中にいる感覚がこそばゆい。
第二次大戦もある程度俯瞰的な情報を得られたのは戦後になってからだと思う。そのときには自分たちが何に巻き込まれているのかもわからずに、翻弄されていた。手探りのまま、どういう状況にいるのか、後世に置いて自分たちのしていることがどんな意味を持つのか。
そういったことがまったくわからないままに、昨日までの言葉を使って現実を解釈するしかなった。今目の前で起きていることを、これまでに慣れ親しんでいる言葉を使って理解しようとする。それは全く新しい出来事が起きているときには悪手になる。

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・言葉が脳に刺さる感覚のこと。

スマートフォンが使えない体質になってしまった。
スマホだけではなくて、ソーシャルメディアやSNS全般に対して、生理的かつ論理的な嫌悪感を抱いている。その最も大きな要因が、言葉の距離が近すぎることだ。スマートフォンのスクリーンに映し出される言葉が、脳に直接刺さるような感覚になる。
加工されていない生のままの人間の言葉を、自分は上手に処理できない。切れ端になった言葉の断片、誰が喋ったのかもわからない出処不明の言葉、顔の見えない短文テキスト、こういったものを日常的に読み聞きすることに強いストレスを感じている。
私がこれまでにネット上で読み聞きしていた言葉は、多かれ少なかれ個体識別ができた。ホームページやブログなどの、ある特定の場所で、ある特定の個人が発信している言葉だった。画面の向こう側には何かしらの価値観を持った他者がいて、その人が文章を書いている。それが自分にとって大切なことだった。
どのようなパーソナリティーを持った人間が、どういう文脈でその言葉を発するのか。言葉それ自体の正しさよりも、これまでにその人がどのような言葉を使ってきたのか、何を絶賛し、何に怒っているのか。そういった些細な言葉の積み重ねが、文章に重さを与えていた。
ソーシャルメディアが普及してから、連続したパーソナリティに触れられる機会が極端に減ってしまった。断片になった言葉には指紋が無く、顔が見えない。パーソナリティから切り離された言葉が、亡霊のようにインターネットに浮遊しているように感じられることが多くなった。

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・「言葉のフェアネス」は死んだ。

リベラルな言説は死んだのだと思っている。ここでいうリベラルというのは特定の政治的主張を表すのではなくて、「客観的な事実を踏まえて、論理立てて言説を組み立てる」という思考プロセスを指す。
リベラルではなくて、「フェアな精神で言葉を扱う姿勢」といった方がいいかも知れない。スポーツでは相手は悪質な反則をしないだろうという前提を共有する。それはパブリックな場でのコミュニケーション同じで、「相手は事実に基づいて、論理的な言葉を使って私を説得しようとしている。互いを欺かないというフェアネスの精神を了承している」という紳士協定の上に成り立っている。
もし相手が事実を誤認しているときは、悪意からでは無くて、無知だったり誤解しているだけだ。意味が不明瞭なことがあっても、それは自分の理解力か相手の表現力に問題があって、伝わるべきことが伝わらなくなっているに過ぎない。
客観的な事実に立ち返り、そこから一歩ずつ論理を積み立てていけば、時間はかかるかも知れないが妥協点は見いだせるはずだ……という価値観が「言葉のフェアネス」だ。
言葉のフェアネスは、相手が倫理的に振る舞うことを前提にしたものなので、「咎められないのならいくらでも反則をしても構わない」というアンフェアな言動を想定していない。

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