私に天使が舞い降りた!を観ていて、「人間は!人間の中でしか生きられない!」と叫んでいた。
狼少女は長い間人間の社会と関わっていなかったから、人間としての心や振る舞い、言葉を学ぶ機会が無かった。みゃー姉は他者との関わりを避けて生きてきたせいで、年相応の人間関係経験値が欠落している。精神年齢がほぼ小学生で、心の成長が止まっていた。それが花ちゃんたちと出逢うことによってこれまで止まっていたみゃー姉の時間が動き始めたように見えて、思わず泣いてしまった。アニメ感想文を読み返しているとしょっちゅう泣いているがこれは事実だ。涙腺が弱いんだ。
みゃー姉は危ない。自分一人でも充足できる空間の中に延々と引きこもれる。閉じた精神を持っている。その硬い外殻をこじ開けるのが花ちゃんであり、小学生への恋愛感情であり、おねロリ百合だ。
穏健派ディストピア政党・まぼろしの党
まぼろしの党は人道主義に基づいたやさしいディストピア社会の実現を目指している政党です。これからの時代が核戦争によってポストアポカリプスになるのか、人権が剥奪された暗黒ディストピアになるか、歯止めのきかない経済活動の果てに資源を奪い合うようになるのか否かは、定かではありません。
ですが一番の未来予想は、自らの手で未来を作り出すことです。わたしたちまぼろしの党は環境と動物、資源と人間にやさしいディストピア社会を目指すために積極的な社会改革に取り組んでいきます。
陰府歴程篇(7)シンフォニック=レイン
当時のおれは限界だった。
このときのおれはある種の狂気に満たされていた。「自分自身を愛するように、隣人を愛せ」と言われても、自分自身をどうやって愛せばいいのかがわからなかった。だから隣人を愛することも不可能だった。自分を傷つけるように、他者も傷つけた。
これが自分自身の本質的な誤りかどうかはわからないのだが、おれは自分なんて死ねばいいと思っていて、自己破壊的な行動や考えをすることに躊躇いを感じなくなっていた。自分を大切にできない。憎んでいる。死ねばいいと思って、愛想をつかせていた。
自分に優しくしたり、愛したり、労ったりすることがどういうことなのか、いまいち理解できていない(※現在進行形)。メンテナンス方法がわからないまま車に乗っていたら、いつか不調をきたして事故を起こす。おれも自分をメンテナンスする方法がどういうものなのかわからなかった。
そんな状態で精神科医に「もう酒と安定剤と睡眠薬を大量に飲んだりしません」と約束できるはずがなかった。「次に同じことをやったら、次は精神病棟に入れることになるからね」と脅される。
この状況で「人生行き詰まった? ISISで人生やり直そうぜ! 渡航ルートもチケットもこっちで手配しておくわ!」と言われたら、二つ返事で聖戦士になっていた。
そんな精神状態で名作エロゲ『シンフォニック=レイン』をプレイしていた。
アイドル政治パラダイム~令和編~
まずアイドル政治パラダイムについて簡単におさらいをする。
情報技術が発達した現代社会において、政治家とアイドルに求められる資質は同じものになった。マイクを持ち、聴衆の琴線に触れるメッセージを発して時代を動かすという点において、政治家とアイドルに大きな違いはない。それ故に収斂進化に近い現象が起き、政治家とアイドルの見分けが付かなくなる。それがアイドル政治パラダイムである。
月歯町回覧板
Krita Brushkit
Ryzenでパソコンを自作した。
・結局この構成で組むことにした。
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インターネットによって変容しつつある時間感覚について。
・変容する時間感覚。
僕たちの時間感覚や情報の扱い方は、まだ数世紀の歴史しか持っていない。精密な時計が発明されたことで、生産性を客観的に測る指標が生まれ、それが労働力の管理と資本主義の誕生を促した。
情報を印刷物として保管して、図書館や書庫などの空間に配置することで、人々は時間を可視化できるようになった。古い情報から新しい情報が秩序正しく整理されていて、文字化された情報を見ることができる。
デジタルではない世界は、「見ることができる時間」によって支えられている。本棚に収納されている書物のバックナンバーは、そのもっともわかりやすい形だ。
形のなかったものが視覚化される。時間は目に見える時計の針になり、言葉は紙に印刷されるようになった。これを僕たちは当たり前のように錯覚するけれども、時計と印刷術が普及するまでは、時計のない時間の中で人々は生きていて、音が空気に融ける言葉を使っていた。
過去の情報に簡単にアクセスできるようになってから、僕たちは過去というものを意識するようになった。過去を文字として記録し、必要なときに参照できる。このプラットフォームが僕たちの時間意識に大きく影響している。
インターネット悪霊の挙動について。 あるいはインターネット呪術師ウグー・ソロモン・ツキミヤと私。
アメーバや成形肉になる世界。
SNSをやめた理由の一つは、自分の言葉を失ってしまうそうだったからだ。簡単に情報発信ができるプラットフォームを使っている間に、自分の言葉や振る舞いが平板なものになっていく。
自分の言葉がまとまった文章ではなく、細切れの断片になる。他人の喋っている言葉と判別ができないほど、言葉の響きや字面が似通ってきて、自分と他者の境界線が曖昧になる。最後にはSNSというアメーバ状の生き物に取り込まれてしまう。「私」という個人が、ある出来事について言葉を発するのではなくて、「SNS」の流行を構成する一つの細胞でしか無くなる。
コメント欄やSNS、まとめサイトは、どこの誰ともしれない人たちの断片的な言葉をつなぎ合わせて、ひとつの記事に加工している。それは屑肉を集めて作られた成型肉のように見える。
アメーバ、成形肉。どの言葉も、私たちが確固とした個人ではなくて、輪郭線を失った部品になっていくイメージがある。私たちはゆるやかに人間性を剥奪されていく。顔を失って、ネットの流行を形作る水滴のひとつになる。骨を取り除いてすり身にした魚は食べやすい。それと同じように、個人をバラバラに切り刻んで、骨を抜いて、消費しやすいように加工している。
それが今のインターネットではないのか?
一人一人の複雑な側面をもった人間は求められておらず、コンテンツとして簡単に消費しやすい単位にまで「私」が細切れにされる。理解不能な他者に歩み寄る必要もない。多面性のある人間は、一面的なキャラクターに切り分けられる。